起きると 日は沈んでいて 部屋の中は薄暗かった。 しばらく、何も思い出せず だんだん だんだん 思い出してきて 夢じゃないのかなぁ って、また辛くなった。
F o r the incurably ill 7
今何時ぐらいだろう まだ 夕飯にはなってないみたいだけど 時間を確かめようと 携帯に手を伸ばしたら なんだかすごいことになっていた 着信57件 「は」 あー・・・・・ 不二様 か 履歴を見ていくと 時間以外全部おんなじで なんだかおかしかった。 「・・・・ぁは・・・・・・・・・・・・」 「何がおかしいの」 本気で 幻聴だと むしろそう願った。
「ねぇ、何がそんなおかしいわけ!?」 「!!」
顔は見えないけれど 本物の、不二 だ え 嘘 なんでここに 待ってここ私の家 っつーか 私の部屋 だよね なんで 部活は 待って お母さん は 本当に驚いて 頭の中は大パニックだったけれど それが表情に出ることはなかった。 いっそ表情に出てしまえば楽なんだろうけど むしろ 頬を見られまいと 変に冷静で 布団をかぶり直した。 「・・・ねぇ、何あのメール。どういう意味」 ・・・・・・・ 「ねぇ・・・どうしてこっち見ないの」 長い沈黙の後 それまでの強気な様子とはうって変わった弱弱しい声が 言った。 「・・・・別れ、た いっ・・・て、こと、なの?」 ・・・・・・・・ 「どう して 急に・・・僕、何か し た?」 ・・・・・・・・ 「・・・・・・・いやに、なっ た の ?」 「そ れともっっ、 さいしょか・・・ら・・?」 「、黙っていたって 分からないじゃないかっ」 不二の辛そうな様子を黙って聞いていた。 どんどん泣き声に変わっていくそれを聞いていたら 自分が悪いくせに 貴方が可哀想になって 涙が でた。 なんでこんな時だけそんなに弱いの いつもの魔王っぷりはどうしたの 不二の くせに 貴方が悪いんじゃないのに 私が悪いのに 貴方が苦しむべきじゃないのに 私がつりあわないだけなのに 貴方が私なんかのせいで涙を流していいはずないのに それなのに私は 貴方を傷つけて 貴方を想いながら 傷つけている。 → モドル 背景色は#363636という素晴らしい色です(笑) みにくくてごめんね。 041117