「?どうしたんだそのマスク」
め、めざとい・・・
F o r the incurably ill 2
「え あーっと花粉症で・・・」
「へぇ?こんな季節に?」
・・・うっせぇんだよこの卵やろうが!
花粉症だっつってんだろうが
そのまま阿呆みたいに飲み込んで行ってしまえって!
お前そういうキャラだろうが!
「う、うん。なんか急になっちゃって」
「へぇ。大変だなぁ」
おまえ影でゴキブリとか言われてるんだぞ!
その髪形キモイしネタっぽいけど
性格がいいもんだからこっちとしてもどう扱っていいやらわかんねっつーの!
でもやっぱキモイってー
キーモーイ
キーモーイ
・・・笑顔の私が、あせりゆえに心の中で悪口をわめいていると
それが聞こえたかのように彼は黙って去って行きました。
ご、ごめん大石君・・・
君は最大級にいいヒトさ。
うん。ほんとはキモイなんて思ってないよ・・・!
ホントホント。
「あ!大石君!」
「ん?なんだい?」
「ごめん具合悪いからさ、先帰るって不二に言っといてくれない?」
「あぁ。わかった伝えておくよ。」
うん。
流石に不二とご対面はマズイ気がする。
大石君になら伝言も安心して頼めるわ。
「ありがとう。じゃぁまた明日」
「うん。花粉症お大事にね。」
大石君はやっぱりいいヒトです。
絶対に不二(プラスその他テニス部員)が部活に行ったと思われる時間帯に
絶対にテニスコートからは目に触れないコースで
右頬の痛みを気にしながら家に帰った。
「よし。打ち込みはそこまで。レギュラーは集合!」
「あ、不二」
「ん?なんだい大石」
「が、具合悪くて先帰るって言ってたよ。」
「え?・・・・ふーん。そう。」
「(ビクッ)あ、や、なんか花粉症がひどいみたいで・・・」
「花粉症・・・・?」
「あ、やぁ、め・・珍しいよなこんな時期に。」
「てかさ、
なんで大石がそんなこと知ってんだ、よっ」
ガッッッ
「ぐ は ぁ!」
(理不尽!!!)
「不二!大石!何やっている。集合といっただろう。グラウンド10っしゅ・・
「あ ぁ !?」
ギロッ
「!!! ・・・・・大石グラウンド20周。」←2人分
(・・・理不尽っっ!!!)
→
041019