二度目の目覚め。 ちゃんと、朝。 窓の外から光が差し込む。
For the incurably ill 9
泣き腫らした目に まぶしさがしみる。 まだ 何も思い出せないまま だんだんと 思い出してきて 恐怖の記憶に脅え 胸が苦しくなった後に その次の幸せな記憶を思い出し 横で眠る彼を見つめて 泣きながら 笑った。 「 ふ じ 」 やさしいキスをして 泣きそうに幸せそうな貴方と 最も幸福な朝を迎える。 もう怖いものは何も無い また彼女たちに呼び出し喰らったわけだけど 私たちの中で貴女達はもう終わったことで なんだか今更な感じを受けた。 不二に、自分の問題だから手を出すなといったのは 私。 「不二様に 近づくな って言ったよな?」 「聞こえてんの?」 「昨日不二様もあんたも休んでたけど 何!?」 「あたしらのことチクってんじゃねーのかよ」 考えてみれば こんな状況で不二と学校をサボって一日一緒にいたなんて 我ながらなんてふざけた奴なんだろう 「・・・・・そんな馬鹿なことしてないよ。あんた達が不二に嫌われちゃうじゃん」 「・・・・なっ!!」 「ばかにしてんの!?」 「してるよ。ばかじゃないの。」 「 っっな」 「なによ!不二様のこと本気で好きなんだから!何がいけないのっ」 「不二のこと好きなのは、馬鹿にしてないよ。むしろ素敵なことだと想うけど。 好きなら好きなりの行動とったら?」 「なに、よっ。」 「だから、してるじゃない。不二様につりあわない女を追い払ってんのよ」 「・・・じゃぁ、ものすごい美人の彼女ができたらどうするの。 貴方たちなんか到底及ばないようなイイ女ならどうするの。 貴女たちの中の誰かひとりを不二が好きになったらどうするの そうやって一生 不二の幸せじゃまするつもり?」 「・・・・そんなっ・・・・・」 「あたし達は、不二様のために・・・」 「自分の中の善意でも、それが相手にとっていいことかなんて分からないよ。 ありがた迷惑ってコトバあるでしょ。」 「なっ!」 「あんたみたいなブスがっっ・・・」 「そうよブスが不二様をたぶらかしたから、守って、あげて・・る。のよ」 「貴方たちが好きな 不二様 は そんな女に たぶらかされちゃうような男なの?」 「・・・・・・・・・・っ」 「・・・・・・」 「ごめんなさいえらそうなこと言って。 私も、不二のこと好きな気持ちは一緒だから、貴方たちと変わらない。 ただ、そんなことするほど ばかな勇気無いけど。」 黙り込んだ皆さんを後にした。 きっとこの傷はすぐに 消えるでしょうから。 貴女達はいつか 自分が今想っているよりはるかにあっさりと 不二を忘れていくのだろう。 「あのっ」 「!」 「その、ごめん・・・・なさい・・・・」 すると全員がくちぐちに ごめんなさい と言った。 下を向いて 泣きそうになりながら すこし 悔しそうに 「・・・・・いいえ。どういたしまして」 もう一度彼女たちに背を向けて すこし心配そうに傷を撫でた。 「あれ、。花粉症はもういいのかい」 「ぉ?おうよ!まかせとけ!!!」 「わーあ 大石先輩を気持ちよく無視ですねー」 「意味わかんないにゃー」
白いマスクの後に 赤い傷跡はもうない
「急性花粉症にちょっと そそのかされただけやからー」 「へ、、、へー」 「大石先輩。先輩をあんまし気にしないほうがイイっすよ。」 「だな。胃をいためるだけだ」
「越前、乾。いい度胸だね」 !!!!! (魔王!)
「ゃ、あ 先輩はほんとかわいいッスよねー乾せんぱい」 「だ、だな。胃をいためるほどになっ」
「でしょ? ・・・ えぇ!?ってかなに!!? 越前も乾ものこと好きなの!!!!?
殺すよ!?」
(わあーなんだこの人―)
「不二・・・ありがとう。」 「にゃにお礼言ってんの!!?」 「いいんだよ。僕が好きで殺ってるんだから」 「す、好きで殺ってる!!???」 「あーははは私も殺っとくべきだったかなぁ」 「え、ええ!?」 「うーんでもね不二。簡単にあきらめないで。きっと分かり合えると思うの。」 (もう何がなにやら!?) 「小さな友情が手に入るかもしれないよ?」 「はいい子だなぁ・・・でもね、。 僕はの愛さえあれば、生意気すぎるルーキーや、緑汁野郎や、髪型のキモイ卵の友情なんていらないんだよ。」 「(・・・不二先輩ひどいっス)」 「(流石に酷いな・・・不二)」 「なんで俺まで!!!!??」 「ふ・・・不二・・・・っ(感動) あ、あたしもだよ!?」
「(えぇっ!!!!????)」 すると、 きっと 何気なくだけど 「ほーんと不二と付き合えるのはちゃんだけだよにゃー」 猫が そんなことを言うものだから とっても とっても 嬉しくなってしまった。
「 ・・・・・ふふっ」 「わあー先輩超いい笑顔ッスねー・・・」 「ちゃんそこ喜ぶところじゃないにゃー」 モドル やっと完結。 無駄に長引きました。 でもいろいろ書きたいところが書けて良かったかなー 一番楽しいのは関係ないのに大石を不憫な扱いすることです。えへ。 私的神田さんのイメージ かわいいけど強気そうな感じ。 ちょっとつり目。 金持ちの娘。 髪は染めててさらさらロング。毛先にだけふわふわカール。 どーでもいいですね。 感想書いてやるよっていう神はカキコかメールか、web拍手からお願いします。 批判、文字ミス教えてやるよっていう天使はメールかweb拍手でお願いします。(コッソリ!) あと、タイトルのincurablyは inが否定の接頭語で cureで、 ableなかんじのを形容詞化したものなので incurably ill で 不治の病の人々 という意味になります。 国公立2次とか、私立用のちょいムズい単語帳に載ってました。 それだけ一発で覚えました(笑) きゃーきゃー言いながら。。 気づいたら、わなげチョコレートぜん部食べちゃった! 041118