3時間目が終わるのを待って教室に入った。 みんなが一瞬こっちを見て 仲のいい子にはサボリー?なんて言われたけど 風邪っぽくて医者にいっていた と 平凡な答えを返すと 誰も気にはしなかった。
F o r the incurably ill 4
4時間目は、6組は体育のようだった。 窓からあのヒトの姿を見つけた。 あいかわらず猫とつるんでいる。 なんだかもう何日も 会っていなかったような気がして 涙が 「!」 不二が、顔を上げて こっちを 見た。 気づかなかったふりをして 目をそらして 逃げ出したかった。 でも、そんなの きっとあのヒトには通用しない わざと にっこりと 笑って見せた。 すると彼もにっこり笑って 横にいた猫も気づいて ばかみたいに大きく手をふってきた。 いつもと変わらない 暖かい日差しのなかの しあわせな日常。 すると不二が心配そうに ( だ ・ い ・ じょ ・ う ・ う ・ ぶ? ) 口を動かした。 少し驚いたけど さらに笑って マスクを 半分だけとって 不二に 「あ・い・し・て・る」 と言った。 まったく質問の答えになっていないのに不二がめんくらって その後赤くなって噴出していた。 猫も大笑いしながら 不二をひやかしていた。 私は 泣いていた。 → モドル うああーくくく暗いっ! 041106